文春砲により、21日(木)に辞職を表明した黒川東京高検検事長ですが、このニュースは高検検事長の定年延長法案が国会で審議されていた段階から芸能人の多くがツイッターで書き込みをしたり、三権分立の崩壊が持ち出されたりと様々な話題が持ち出されていた経緯があります。
ちなみに、ツイッターにおける大量のツイートは、ほとんどが何者かが仕掛けた作為的なものですが、その裏には朝日新聞グループの影が見え隠れしています。
今回は「黒川検事長の辞職は誰の策略か?ゴタゴタが早くまとまり過ぎる陰謀説ガイド」について解説します。
黒川検事長の対抗馬の林名古屋高検検事長とは
林名古屋高検検事長は黒川検事長と同期です。
この二人のどちらかが、検察官トップである検事総長になると目されてました。
林検事長は主に検察官としての現場畑の経験を積んでいった一方で、黒川検事は法務省への出向期間が長く、バランス感覚を活かした調整役としての経験を積んでいきました。
この同期のライバル対決で、有利だったのは林検事長でした。
検事総長の定年が65歳、高検検事長の定年が63歳です。
黒川検事長は2020年2月で63歳なりますので、2020年3月末には定年退職を迎えてしまうことになります。
一方で、林検事長は2020年7月で63歳となるため、定年退職は2021年3月に定年退職となります。
現検事総長である稲田検事総長の退官は2020年夏頃であるため、黒川検事長は稲田検事総長が退官するときには既に定年退職しているため、検事総長に着任できないのです。
しかし、一方で林検事長の場合は、定年退職が2021年3月であるため、2020年夏に稲田検事総長が退官時には現職であるため、検事総長に着任することができます。
そして、検事総長となった林氏は、更に2年間定年が伸びることになるのです。
2020年1月の閣議決定で黒川検事長の定年延長が確定
上記のように、次期検事総長争いでビックリするようなことが生じます。検事総長への一つのステップポストである事務次官のポストに黒川氏が就いたのでした。
これには、当時の上川陽子法相の強い意向があったと言われています。
一方で、林氏は名古屋高検の検事長へ就任することとなりました。噂によると、
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その後、黒川氏は更に東京高検の検事長に就任し、検事総長へのステップを固めていきました。
しかし、ここで大きな問題があります。黒川氏の定年の問題です。
けれども、2020年1月に法務省からの発議で、黒川検事長の定年延長が閣議決定で決まってしまいました。
つまり、2020年3月で定年退職の予定だった黒川検事長が、1年間定年が延長されてしまうと、2020年夏を現職で迎えることができてしまうため、検事総長の目が出てくることになります。
というか、このような定年延長は過去なかったため、真に黒川検事長と検事総長にするための閣議決定だったとも言えるでしょう。
この当時、過去に慣例のない定年延長を、どうしてするのかと様々なニュースと憶測が流れましたが、今回の定年延長の国会審議ほどの話題にはなりませんでした。
黒川氏が検事総長となった場合の朝日新聞の危機感
しかし、ここで黒川氏が検事総長となった場合に困る新聞社がありました。
朝日新聞です。その内容は、須田慎一郎氏がYoutubeで次のように伝えています。
つまり、言い方を変えると、朝日新聞は林検事長から多くのニュースソースを得ていると、検事総長になってもらわないと困るという事情があったのでした。
朝日新聞としては、定年問題を閣議決定という技でかわされてしまい、更にその定年延長を国会で法令化するというのですから、全社をあげて反対しなければならなかったのでしょう。
そこで、ツイッターでトレンドを作成して、世間の話題にすることが必要になったのでしょう。
ちなみに、ツイッターでのトレンドは簡単に作成できてしまうということを、次のとおり上念司氏が述べています。
そして、更に話題性を高めるため、系列グループのTBSを使ってツイートするように依頼したと思われます。
ちなみに、タレントの指原莉乃さんもワイドナショーで、ツイートの依頼を受けた旨を話していました。
誰が賭けマージャンの件を文春にリークしたか?
このようにして、この問題が世間の大きな話題、関心事項となりました。
ちなみに、週刊文春には、黒川氏が産経新聞のマンションに出入りするところを待ち構えていたように写真が撮られており、文春が張っていたというよりも、マージャンのメンバーの誰かから文春にリークと考えるのが自然だと思われます。
恐らくですが、こんな自宅まで行ってマージャンをするような仲ということは、昔から記者と検事という間柄ではありますが、取材等を通じて個人的にもかなり親しくなっていて、黒川氏の油断もあったのだと思われます。
けれども、一部には朝日新聞の社員は、昔は記者だったけれども、今は社長秘書室長だとも報じられており、真に社をあげて黒川落としを成し遂げたということなのでしょう。
しかし、文書の報道では、産経新聞側からリークがあったとしていますが、週刊詩が正直にネタ元を明かすなんてことは普通はあり得ないと言えるでしょう。
その内容については、須田慎一郎氏が次のように述べています。
ちなみに、今回の報道で黒川氏が賭けマージャンを認め、辞意を表明していることを最初に報道したのは朝日新聞でした。
今夏に林検事総長が誕生する
21日の午前中で黒川氏は辞意を表明していますので、今夏に林検事総長が誕生するのでしょう。
ちなみに、林氏は当時の上川陽子法相との間でトラブルが生じており、その時点で検事総長への目はなくなったとも言われていて、代わりに黒川氏が浮上してきたと言われています。
それに、ここまでゴタゴタになってしまうと、あからさまに林氏を就任させるの問題はありますが、他に人材がいないという検察の悩みはあるのでしょう。
その詳しい内容は次のYoutubeに述べられています。
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最後に
この問題は、検察庁内部では、元々林氏を検事総長にする予定だったところを、当時の法務大臣の指示を聞かなかった林氏に×を付けて、代わりに黒川氏を検事総長にすべく動いたいたところ、マスコミをはじめ検察内部を巻き込んだ反乱にあったというのが結論なのでしょう。
結局は、時の法務大臣の一時的な感情が招いた事件だったのではないでしょうか。
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