犬がクンクン鳴くときはどうしてほしいの?オモチャで催促するのは何?

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犬がクーンクーンと鼻声を鳴らす意味は?

もらってきたばかりの子犬を、「しつけは最初が肝心だから」と初めての晩からケージに入れてリビングルームなどでひとり寝をさせると、クーンクーンと鳴きつづけます。

ペットショップにいた犬なら、そのうちあきらめることもありますが、ブリーダーからもらってきたコは、昨日まで親兄弟といっしょにいたのが、急に自分だけになったのだからそう簡単には鳴きやみません。

心細くて、「おかあさ~ん、おにいちゃ~ん」と仲間を呼んで鳴いているのです。その鳴き方は、母犬や兄弟犬といっしょにいたときも出していました。母犬のオッパイを求めて通い出てしまって、方向感覚を失ったときなどの声です。するとその声を聞いた母犬が乳首に吸いつかせてくれたり、前肢でかき寄せて胸にかかえこんでくれたのでした。

「しつけは最初が肝心」と思っていた飼い主も、いつまでもつづくその声に耐えられず、ケージを寝室に人れたり、ベッドに連れ込んで一緒に寝たりしてしまうのでしょう。

こうして人間家族集団の一員となった犬は、成長してもクーンクーンと鳴くのをやめません。赤ちゃん犬時代同様、何かを飼い主にしてほしくて、この声を出すのです。

たいていは飼い主に寄り添うように近づいて鳴きます。それから、ドッグフードの入っている棚の下に行って鳴いたり、オモチヤの人った箱のフタを鼻でつつきながら鳴いたりします。つまりこの鳴き声はごはんチョーダイ、遊んでほしいよというサインです。

もっと強い要求や望みのときは、ヒンヒンという喉の奥から絞り出すような声で鳴きます。たとえば、「オシッコがしたいよ、早く散歩に行こうよ、ガマンできない!」というような緊急の場合もあります。

 

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犬がオモチャを並べて遊びの催促をしている時の気持ちは?

「もう、カンベンして」というくらい、ボール投げの一持ってこい一をしたばかりなのに、今度は引っ張りっこのロープをくわえてきて、飼い主の前に置いていく愛犬。遊び時間は終わりだからと無視すると、今度はフリスビーのディスクをくわえて玄関に向かい、外出を催促。

こんなふうに無視をしても、次から次へとオモチャを並べて、とにかくかまってほしいと愛犬に訴えられたら、うんざりした飼い主は、最後には怒鳴ることになるでしょう。

「なんて甘えん坊なの。 そんなに遊びたければひとりで遊びなさい」けれどこの犬の行動は、本当は遊んでほしいわけではないのです。漠然とした不安に包まれて、とにかく飼い主の自分に対する愛情が薄れたのではないことを確認したいしぐさなのです。何かイヌを不安にさせるような状況の変化が、きっとあったはず。それも、飼い主の側にです。

たとえば、さっきまでしていたボール投げ遊び。たしかに長時間つづけたのかもしれません。けれど、テレビドラマを見ながら機械的に、ボールを部屋のあちこちに放っていただけではありませんか?

犬は遊んでもらっていても、飼い主が上の空であることがわかっています。そうなると自分のほうへ関心を引き寄せようと、あれこれ手を使うのです。

愛犬がほしがっているのは、遊んでもらう時間の長さではなく、その濃密さです。散歩もお決まりのコースをひと回りして帰るだけだったりしていませんか?

犬の相手をするときは、短時間でも集中して精いっぱいの愛情を注いであげましょう。そうすれば、イヌの不安は解消され、犬はしつこい要求をしなくなっていくはずです。犬のふり見てわがふり直
せということでしょう。

 

 

 

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