犬が前あしを舐める理由は?犬と一緒に寝てはいけない理由は?

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犬が前肢をずっと舐める理由はなに?

これまで賢く留守番のできていた愛犬が、帰宅してみると前肢の先っぽを三センチくらいを真っ赤にしています。
確かめると足の裏の肉球の間の皮膚もただれたようになっていて、愛犬はせつなそうに飼い主を見上げるとまた、伏せの姿勢に戻って足の先をなめ始めました。

察するに、一日中そうやって前肢をなめつづけて、炎症を起こしたようです。いつもと同じ留守番だったはずなのに、留守中に何かあったのでしょうか。室内にはイヌが踏んでケガをするようなものは何もないはずなのです。

これは、イヌがケガの傷を自分でなめて治そうとしているのではなく、「なめる」という行為そのものが意味を持つ行動です。
不安解消が目的のイヌの行動を「磁悔行動」と呼びますが、「足なめ」はその中でも一番よく見られます。ストレスの原因がなくならないと、足舐めはいつまでもつづき、ひとい症状になることがあります。
舐めている舌の刺激と唾液で炎症を起こしかねないのです。

じつは冒頭に紹介した事例は、前の日にこの犬は体調を崩し、飼い主の留守中に粗相をしてしまい、外出から戻ったら、軟便を玄関のタイルの上にしていました。

飼い主さんは、後始末は簡単でしたし、叱りはしませんでしたが、トイレは散歩時と決まっていたので、普段はトイレシーツの用意はしない習慣でした。

下痢のため散歩まで待てなかっただけで、飼い主は、もし自分がいたら、ソワソワして外に行きたがり、用を足したいことを教えてくれただろうとわかっていました。だから叱らなかったのです。

けれど犬の方は、粗相をしたことを自覚しています。そこでこの日は、「もし今日もウンチがしたくなったらどうしよう」と不安を鞄えたまま留守番をすることになってしまい、その不安を消そうと懸命に自分の足をなめて耐えていたというわけです,

不安そうにしているようすに気づいたら「大丈夫だからね」と声をかけてあげましょう。念のため玄関にトイレシートを敷き詰めて留守番させれば、「ここにしてもいいんだ」と不安が解消されたでしょう。

ストレスが解消しても、なめることそのものがクセになってしまっているコもいます。足を直接なめられないようにするために赤ちゃん用ソックスをはかせておくといいとか、包帯を巻いておくといいなどといいますが、そうしたものはくわえて引きちぎってしまいます。足なめへの対処は、不安やストレスの解消が大前提です。

転位行動の足なめをするきっかけはさまざまです。住環境の変化、犬自身の体調不良、アレルギー体質、何かに対する恐怖や不満などです。一刻も早く原因を見つけてあげましょう。場合によっては獣医師の診察も必要になるからです。

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犬と一緒にベットで寝てはいけない理由は?

群れで狩猟生活をしていた時代の犬は、寝るときには巣穴で仲間が体を寄せ合って眠っていました。
その習性は、ペットになっても同じです。できれば飼い主のそばで寄り添って寝たい、温かい体にくっついていたいと犬は願います。

それなのに、一般的には愛犬をベッドで一緒に寝させてはいけないと言われることが多いです。
しかし、一方で犬の接し方の基本として、犬は集団生活の動物だから、できるだけ人間に近い場所で集団の仲間として扱いなさいとも言われており、矛盾があります。

しかし、けっして矛盾ではないのです。犬は、集団のなかにいることで安心する動物で、寝るときには体を、仲間同士で寄せ合います。しかし、人間とぺットの犬との場合は、飼い主がリーダーだということをはっきりさせなければなりません。

一緒に寝るのは序列を崩す原因になってしまいます。つまり飼い主をリーダーではなく仲間だと思つてしまうのです。

しかし、実は、一緒に寝ても問題ではない寝方もあります。飼い主に添い寝するかのように布団に潜り込んだり、足元にうずくまるくらいは、大型犬でない限り邪魔にはならず、飼い主の威厳が損なわれることもありません。

一方で、避けるべき寝方だとしているのは、ベッドの持ち主の飼い主が入れないようにべッドの横幅いっぱいに寝そべったり、飼い主を押しのけようとしてまでべッドに入りたがる場合のことです。

これが続いていくと、犬は飼い主を仲間だと思いはじめています。やがて飼い主の命令を聞かなくなるかもしれません。そうなる前にイヌをべッドから追い出し、ここはリーダーの寝場所だと教えることが必要です。

 

 

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