もしかして、あなたのメールに、「辛阪アキホ」という女性から未受給金メールに関する内容でメールを受信されていませんか?
これをクリックしてメールを開封してみると、18億9千万円をあなたの銀行口座に振り込みますので銀行口座に関する情報を入力してくださいという画面になります。
そんな話、本当な訳ありませんよね。ちなみに、特殊詐欺グループの間では、①氏名、②住所、③銀行口座、とセットになった情報は1件2,000円~10,000円程度で取引されているといいます。
それでは、もしこのまま、メールの指示どおりに銀行口座番号を入力していくと、どうなっていくのでしょうか??
勿論、18億9千万円を得られるわけはなく、あなたの氏名、住所、銀行口座番号の情報をつかんだ特殊詐欺グループから、頻繁に電話がかかってくるでしょう。
今回は、「辛阪アキホという管理委員会より未受給金のメールは来ていませんか?」についてご案内します。
辛阪アキホからのメールを開いてみると
上記の画像が辛阪アキホから受信したメールを開封すると表示される画面です。
画面が小さく見にくくて申し訳ないのですが、内容は「1,890,000,000円(18億9千万円)をあなたの銀行口座に振り込みます。」という内容になっています。
では18億9千万円があなたの銀行口座に振り込まれるのか??
このメールを開封して上記画面となり、更に画面をスクロールしていくと、辛阪アキホから18億9千万円を振り込みますので銀行口座の番号を入力するように指示がきます。
では、このお金は本当に振り込まれるのでしょうか?
私は入力した訳ではありませんので、100%言い切ることはできませんが、常識的に考えてあり得ない話だと思います。
相手の目的は銀行口座番号を入手すること
一般的に、この手のメールで多いのは、あなたの銀行口座番号を入手することです。
このため、このメールの目的も、あなたの銀行口座番号を入手することにあるのではないでしょうか。
つまりメールは、あたなにお金を振り込むとウソをつき、そのお金を振り込むためにあなたの銀行口座番号を聞き出すという手口なのではないでしょうか。
でも、ここで一つ疑問が湧いてきませんか?
そうです。相手方がどんな奴でも、銀行口座番号の情報だけではお金を詐取することはできません。
このため、次に相手方はあなたの住所を知るために、「景品を贈る」などの名目で、住所・電話番号の入力を求めてくると思われます。
そして、もしかしたら、あなたの家族構成を確認できるようなことも入力させられるかも知れません。
情報を入力した後は音信不通になる
相手方からすれば、あなたから必要な情報が得られれば、もうあなたと接触する必要はありません。
このため、情報を得た後は音信不通になるでしょう。
また、家族構成などに関する情報が入手できていない場合は、別の方法で入手しようとしてくるかも知れません。
その後の相手方の行動・手口は?
以上のとおりで、①氏名、②住所、③銀行口座番号、④電話番号、⑤家族構成などの情報を得た特殊詐欺グループは、その情報に応じてあなた若しくは家族に接触を図ってくることになるでしょう。
例えば、本当の家族の名前を名乗り「○○だけど」と電話してきたり、お宅の子どもの「○○ちゃん」が事故にあったのでお金を持って○○まで来てほしい、などのリアルな作り話ができてしまうのです。
更には、銀行口座のある銀行の行員を名乗って、「不正利用があり、口座を凍結しました。つきましては、クレジットカードの交換が必要ですので、今から担当者が参ります。」というリアルな作り話も可能となってくるのです。
つまりこれは詐欺メールです
最後に繰り返しになりますが、このメールは詐欺メールです。
くれぐれも開かないようにしましょう。
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